デザイン事務所の椅子生地コーディネート

岡山市 2021.4

全体のバランスを見て
カラーニュアンスを整える

岡山市内にある小さなデザイン事務所の椅子生地をコーディネートしました。今回ご依頼があったのは、お客様との打ち合わせに使用する丸テーブルを囲む木製スツール。家具を投入して6年目とのこと。テーブルや椅子の風合いが年々増していくと同時に、だんだんと座面の生地がいたんできたこともあり、ファブリックコーディネートのご依頼をいただきました。

無垢の丸テーブルに淡いグレーのフロア、オフィス の窓からは公園の緑を眺めることができる、シンプルで気持ちのよい空間。

ご提案したのは、床よりも一段階落ち着いた色合いのチャコールグレーの生地。グレーといってもさまざまな色あいがあり、素材の違い、風合い、ニュアンスの異なるさまざまなグレーカラーの国内外の生地サンプルを取り寄せ、実際にスツールに当てて見ていきながら、ぴったりとおさまる色を決めていきました。

愛着のある椅子やスツールも、生地を張りかえるだけでオフィス やお部屋の印象は大きく変わります。椅子座面の面積で見ると小さなアイテムですが、張り替えが完了し、新しくなったスツールを設置した時にはみなさんから歓声があがり、とても喜んでいただけました。