好きなものだけに囲まれて暮らす
同年代の女性からの一戸建てのお住まいのリフォームのご相談です。
長年住んだお住まい。水廻りとLDKをリフォームすることに。
これから先の人生を自分らしく過ごすために、
インテリアのテイストを好きなイメージに変えたい、
なるべくお手入れがしやすいように、というご希望でした。
お家に伺うと北欧の照明やMUNIのラグ、作家さんの器など、一つ一つ好きなものを買い求めてこられたことが分かりました。
お気に入りのモノたちがそれぞれの場所を得られるよう、インテリアのイメージはもちろんですが美しく心地よい暮らしには収納計画が大切です。
今あるものがきちんと納まってリビングやキッチンが美しい景色になるよう考えていきました。
リビングの床は無垢のフローリングに、キッチンの床はサーモタイルでお掃除しやすく、寒い時期でも足が冷えません。
壁は質感を考えて塗装吹付仕上げに。内窓も付けて夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようにしました。
心地よさを左右する照明は必要なところだけに点在させ、アートや家具を美しく見せてくれます。
ダイニングとキッチンを仕切るカウンタ―には元々の食器棚をリメイクして使うことに。
食器棚の下の部分を利用してカウンタ―を大工さんに作っていただき、好きな器を収納しながら眺められるようになりました。
横には壁を新たに設置して、裏に家電やキッチン用品などを納められるように。リビングから見えないのでお部屋は見たいものだけ見える景色に変わりました。
カーテンは柔らかい光の入る白いリネンカーテンをご提案。内側にロールスクリーンを取付して、日差しを遮りつつ、下だけ開けるとお庭が見えます。
ダイニングテーブルは北欧ヴィンテージのものを。普段は4人掛けですが大人数集まるときには天板を伸ばして使えるエクステンションテーブルを探しました。
スツールは津山のKITAWORKSさんにオーダーしました。
洗面所は実験用シンクとタイルでシンプルに。作家さんのガラスシェードの照明がお気に入りです。
植物やファブリック、照明、器・・・部屋はそこに暮らす人がどんな人か、どんな風に暮らしているかを表します。
目に見える景色が好きなものだけ、毎日美しい景色を家の中で眺めることができる心地よい暮らしが始まりました。
◎インテリアエレメント
床/パイン無垢フローリング
壁/吹付塗装
天井/ビニールクロス
キッチン・ユニットバス/タカラスタンダード
木製建具/造作
内窓/三協アルミ
タイル/聖和セラミックス・リクシル
照明/flame・IHANNE・アートワークスタジオ・古宮崇・LE KLINT・Royyal Copenhaagen(ヴィンテージ)